EdgeTech+ AWARDは、革新的な製品、技術、ソリューションを通じて産業の発展とイノベーションに貢献する、優れた出展者を表彰するアワードです。
本アワードは、一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)が主催しており、今年、NIRA Dynamicsはその先進的なソフトウェアソリューション「Tire Grip Indicator」により、「Automotive Software Excellence Prize」を受賞しました。
日本の産業は現在、大きな転換期を迎えており、経済成長と国際競争力を維持するためには、継続的なイノベーションが不可欠です。こうした背景の中、新たな技術、製品、ソリューションは、産業の進化を支える重要な要素となっています。
EdgeTech+ AWARDは、組込みシステムやIoT技術を中心に、こうした技術革新を推進する取り組みに光を当て、日本国内産業の発展とグローバル市場での存在感強化を支援することを目的としています。
NIRA DynamicsのTire Grip Indicatorは、まさにこの理念を体現するソリューションであり、現実の課題に対して実用的かつタイムリーな価値を提供します。
Tire Grip Indicatorは、車両に既存搭載されているCAN-Busシステムのデータを解析し、路面とタイヤ間の摩擦係数(μ)を推定する高度なソフトウェアソリューションです。
ホイールスピードや車両加速度などのセンサーデータを活用することで、追加のハードウェアを必要とせず、路面状況を高精度に把握します。
主な特長
プロアクティブな道路安全監視
市街地走行など入力情報が限られる状況でも、タイヤと路面の最大摩擦係数(μ)を推定し、継続的な安全監視を実現します。
滑りやすい路面の早期検知
トラクションコントロールやABSのように、グリップ喪失後に反応する従来システムとは異なり、スキッドが発生する前に危険な路面状況を検知し、ドライバーへ事前に警告します。
追加ハードウェア不要
ECU(電子制御ユニット)にソフトウェアとして統合されるため、新たなセンサーや物理部品を必要としません。
審査委員会は、NIRA DynamicsのTire Grip Indicatorを、ソフトウェア定義車両(SDV)時代における、非常にタイムリーで影響力のある技術であると高く評価しました。特に、以下の点が評価されています。
ハードウェアに依存しない高効率性
既存の車載ネットワークを活用して、タイヤグリップや路面状態を監視できる点が、コスト効率とスケーラビリティの両面で優れていると評価されました。
将来の法規制への対応力
タイヤ状態の監視を求めるEuro 7など、今後の規制動向にも対応可能な点が大きな強みとして挙げられました。
道路安全サービスとの連携
Tire Grip Indicatorが、NIRA DynamicsのRoad Surface Alertサービスと連携し、滑りやすい路面を可視化したマップ配信に貢献している点も高く評価されています。
NIRA DynamicsのTire Grip Indicatorは、タイヤと路面の相互作用に関するリアルタイムかつプロアクティブなインサイトを提供することで、車両の安全性を大幅に向上させます。
同時に、法規制対応を支援し、自動車業界全体のイノベーションを後押しする存在として、将来のモビリティにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。
安全性、効率性、持続可能性といった課題に対応する本技術は、次世代の車両ソフトウェアを支える中核技術のひとつとなるでしょう。